数字で見る交通事故 足利市(平成28年)
警視庁や県警などが公表している統計データをもとに、平成28年(2016年)に発生した栃木県足利市の交通事故のデータをさまざまな角度からご紹介します。
平成28年の栃木県全体の交通事故発生件数は「5,484件」で、死亡事故の死者数は「76人」、負傷者数は「6,882人」でした。
なお、足利市の人口は148,421人で、栃木県の人口は1,967,457人(平成28年現在)。足利市の人口は県全体のおよそ7.5%を占めています。
足利市の交通事故は「606件」、県内「11%」を占める
平成28年(2016年)の足利市での交通事故の発生件数は「606件」でした。足利市の交通事故の発生件数は、県全体の「11%」を占めています。
栃木県の交通事故発生件数は、ワースト1位が宇都宮市(1,738件)、2位が足利市(606件)、3位が小山市(457件)、4位が佐野市(405件)です。
人口10万人あたりの交通事故発生件数はワースト「1位」
さらに詳しくデータを見ましょう。市町村ごとに人口の差があるので、人口10万人あたりの事故発生件数で比較して、交通事故の発生件数を見てみます。
足利市の交通事故の発生件数は、人口10万人あたりで「408件」となりました。人口規模あたりで見ると、人口の多い宇都宮市を抜き、県内ワースト「1位」の交通事故発生件数となっています。
交通事故死者数は「3人」
足利市内の交通事故死者数は「3人」でした。県全体の交通事故死者数は、76人でしたので2.28%となります。
ちなみに、死者数の県内ワースト1位は栃木市(11人)、ワースト2位は宇都宮市(10人)、3位は那須塩原市(6人)、4位は小山市(5人)です。
なお、人口10万人あたりで足利市の交通事故死者数を計算すると「2.0人」になります。
人口10万人あたりの県内ワースト順位を見ると、ワースト1位は塩谷町(17.9人)。ワースト2位は高根町(13.6人)、矢板市(9.1人)、さくら市(8.9人)、那須町(8.1人)、野木町(7.9人)と続き、ワースト17位に足利市が入りました。
負傷者数は「754人」で県内ワースト「2位」、人口10万人あたりでワースト「1位」
足利市の交通事故による負傷者数は「754人」でした。負傷者数では県内「ワースト2位」で、県全体の11%を占めています。
ちなみに、負傷者数のワースト1位は宇都宮市(2,125人)、3位は小山市(572人)、4位は佐野市(502人)でした。
人口10万人あたりの負傷者数では「508.0人」で、足利市は県内ワースト順位で「1位」でした。
足利市の交通事故の推移
足利警察著によると、足利市の交通事故の推移は以下のとおりです。
発生件数や負傷者数を見ると、減少の傾向が見られます。
発生件数 | 死者数 | 負傷者数 | |
---|---|---|---|
平成26年 | 714件 | 7人 | 869人 |
平成27年 | 697件 | 6人 | 848人 |
平成28年 | 606件 | 3人 | 753人 |
足利市内の事故多発地域
栃木県警では事故事件マップを公開しています(下記のURLからアクセスが可能です)。
http://www.machi-info.jp/machikado/police_pref_tochigi/infopage.html
この栃木県警のサイトの「交通事故発生状況マップ」を見ると、足利市では国道293号、県道40号、県道67号などの広範囲に渡り事故が発生しています。
特に重傷者が発生するような大きな事故は、足利駅から足利市駅の範囲を含む、足利市の中央部に比較的多く発生しています。これは、スーパーやホテルなどの商業施設や公共施設などが集中していることとの関係も考えられます。